浮気調査を例に、スタンダードな料金プランを見てみましょう。
浮気の日時がある程度絞れている場合で、
調査員が2名稼働して1日8時間、車1台を使用して調査した場合、その料金は15万円といわれています。
あくまで料金の例ですから、調査のパターンによっては変わってくるはずですが、
調査のパターンとして、「完全成功報酬」というシステムを採用している探偵事務所が多くあります。
これは、調査目的を完遂した時のみ料金が発生するので、
調査結果が得られなかった場合には料金がかからないということです。
浮気調査を例にとってみましょう。
旦那さんが浮気をしているようなので、浮気の証拠をとってほしいと依頼した場合。
2人がデートしている現場を撮影しても、それは「浮気の証拠」とは言いませんので、これでは料金が発生しません。
「浮気の証拠」とは、裁判上の離婚理由にあたる「配偶者に不貞行為があったとき」を指すので、
浮気調査の現場では2人がラブホテルへ出入りしているシーンを撮影できた時になります。
これが浮気調査の「完全成功」であるため、その証拠がとれた場合には○○万円という請求がきます。
この料金システムは探偵事務所によって違っているので、
「完全成功報酬で○○万円」という具体的な料金表示を確認する必要があります。
自分がどんな情報を必要としていて、その情報が完全にとれた場合にいくらの料金がかかるか。
これを探偵事務所にメールなどで問い合わせて料金を確認しましょう。
時間制の料金プランは文字通り、1時間で1万円などという料金設定のことです。
この場合はわかりやすいので、調査にかかる時間が長ければ長いほど料金がかかり、
逆に短ければ料金を安く抑えられるということになります。
ある程度調査の日時を絞ったとしても、
そこから結果を出すまでに時間がかかれば、料金もかかってきます。
しかし、
その日に調査結果が得られないだろうと判断できれば、すぐに調査を打ち切れるので、次のチャンスを待つこともできます。
○月○日の○:○○~調査開始など、
ピンポイントで調査をお願いしたい場合などには時間制の料金プランを使うほうが有利になります。
探偵事務所に調査を依頼すると高額な料金がかかるというのは、調査以外にかかる料金があるためです。
例えば、浮気調査の場合、2人の行動を追跡している途中、新幹線に乗ってどこかへ宿泊してしまうといった場合。
調査を続行すると、交通費もかかり、宿泊費もプラスされることになるため、
基本の調査料金に数万円が加算されることになります。
これが探偵事務所に適正料金が存在しない理由で、
「調査の状況によって料金がいかようにも変わってくる」原因なのです。
このほか、有料施設や高速道路の料金など、
別途請求される料金があるので、ケースバイケースになってきます。
大手の探偵事務所ではこういった別途経費を最初から調査料金のプラン内に含んでいることが多いので、
そのあたりは確認する必要があります。